板金と鈑金
板金とは、皆さまどういったものかご存知でしょうか?
車が好きな方は、車の修理の鈑金を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
「ハラダ板金って車の板金?」
と尋ねられることがよくあるので、ここで「板金」と「鈑金」の違いについてまとめてみました。
または、道路を車で走行している時に、車の修理の会社の看板に「○○鈑金」というものを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません?
そもそも板金と鈑金にはどのような違いがあるのでしょうか?
実は、板金と鈑金には違いがあり、二つを差別化することが出来ます。
板金→建築における金属の板を指す。
鈑金→車の修理等に使用される金属を指す。
普段見慣れないような違いですが、生活の中で目にしたときにでもぜひ思い出してください。
私たちハラダ板金が使用するのは、上の「金属の板」のことです。
板金加工業についてはこちらに詳しく書いてます。
板金加工業
この板金を活用して、以下の工程で屋根板金を作り、茨城県や関東地方範囲内で屋根工事や屋根葺き替えなど施工を行っています。
板金の種類と保存
金属の板は、このように丸められて工場の中に保存されています。
板金にも様々な種類があります。厚さが異なっていたり、色の種類も異なるものが多々あります。
建築板金で使用する金属板の厚さは、0.8㎜以下のものです。それ以上は、建築板金では扱うことがほとんどありません。
加工の仕方、加工の機械
この丸まった板金を台の上に広げて、自分たちが欲しい長さを測り、ペンチで切断していきます。
こちらは動画がございますのでご覧ください。
そして、長さを測り、ペンチで切断した板金をこちらの機械にのせます。
この機械は、切断機と呼ばれ、職人が横にペンチで切断したものを縦に切断することができます。
ペンチを使用して、縦に切ることもできなくはないですが、ずれが生じてしまう可能性も考えられますし、切断機を活用した方が正確に切断することができます。
切断機で長さを整えた板金を加工していきます。ここで言う加工とは、板金を曲げたり、折ったりする工程のことを指します。
建築現場や作業現場に行って、すぐに取り付けられるようにこちらの機械で加工していきます。
こちらの機械を、折曲機と呼びます。
折曲機は、金属板を曲げる角度を調整することができ、完全にプレスのようにつぶすこともできます。
今回は、金属板を90度ほどで曲げた状態にしています。
折曲機で金属板を加工する際は、力を入れて抑えるのではなく、機械の力に逆らわずに持つだけにします。
加工の様子はこちらの動画からご覧ください。
以下が板金の説明から加工までの工程です。